「発信した方がいい」とは思うものの、YouTube、Instagram、X、TikTok、ブログ、note……どれから始めるべきか迷う方は多いと思います。
媒体にはそれぞれ役割があります。大切なのは、利用者数が多い媒体を何となく選ぶことではなく、自分の事業・お客様・続けられる形に合う入口を一つ選び、ホームページや相談先へつなぐことです。
30秒でわかる結論
発信媒体は、一番利用者が多いものではなく、何を伝えたいか・お客様がどう知りたいか・自分が続けられるかで選びます。
- 声・動き・教え方まで伝えるなら、YouTube
- 写真・雰囲気・活動風景を見せるなら、Instagram
- 短い考察や話題への反応を続けるなら、X または Threads
- 短尺動画で新しい人に届く可能性をつくるなら、TikTok
- 既存の人脈・地域団体との関係を深めるなら、Facebook
- 検索される悩みへ詳しく答えるなら、ブログ
- 文章・経験を読み物として届け、有料記事も扱うなら、note
ただし、どの媒体でも、相談・申込みを受ける場所は別に必要です。主軸の発信を一つ、ホームページという受け皿を一つ、相談への出口を一つ。最初はこの構成で十分です。
先に分けたい|発信・受け皿・相談の出口
媒体選びで迷うときは、役割を三つに分けると整理しやすくなります。
- 発信の入口:YouTube、SNS、ブログ、note
- 事業の受け皿:ホームページ、サービスページ、料金ページ
- 相談の出口:フォーム、LINE、予約ページ、電話
たとえば、動画を見てもらうこと自体が目的ではありません。動画からホームページへ進んでもらい、内容や料金を理解してもらい、LINEやフォームから相談できる状態を作って初めて導線になります。
ホームページ・Googleビジネスプロフィール・SNS・LINEの全体像は、鹿児島の個人事業主はWeb集客を何から始める?でも整理しています。
国内で利用されている媒体の規模はどう見る?
同一調査で比較できる主な媒体の利用率は、YouTube 81.5%、Instagram 54.8%、X 44.7%、TikTok 36.7%、Facebook 27.0%です(2026年8月25日確認)。
ただし、この数字だけで「YouTubeをやるべき」とは決まりません。お客様がいるか、扱うサービスと伝え方が合うか、無理なく続けられるかで結果は変わります。
Threads、note、ブログは同じ物差しでは並べられません。noteは2025年2月時点でMAU 7,359万と公表されていますが、非会員を含むアクセス数であり、上の利用率とは定義が異なります。数字は候補を知る参考として使い、最後は自分の事業に合わせて選びましょう。
各媒体のメリット・デメリット
YouTube|動き・声・教え方まで伝えられる
メリット:実演、解説、変化の過程、人柄まで伝えられます。検索や関連動画から、新しい人に見つけてもらえる可能性もあります。
注意点:撮影・編集・企画の負荷があります。動画を見た後に何をしてほしいかを決めずに投稿すると、再生されても相談にはつながりにくくなります。
向く人:教えること、実演すること、変化を映像で見せることが仕事の価値につながる人です。
Instagram|写真・雰囲気・活動風景で親しみをつくる
メリット:店舗、作品、活動風景、ビフォーアフターなど、見た目で伝わる情報と相性がよい媒体です。短い動画も使えます。
注意点:投稿は流れていくため、詳しいサービス内容・料金・申込み方法を蓄積する場所には向きません。更新が止まることを恐れて、毎日投稿を目的にしないことも大切です。
X|短い考察と会話を素早く積み上げる
メリット:日々の気づき、短い考察、業界の動きへの反応を速く出せます。同業者や見込み客との会話が生まれやすい面もあります。
注意点:話題の流れが速く、一定の継続や対話が必要です。通常投稿は短文が基本なので、体系的なサービス説明や申込み案内はホームページ側に置く方が整理しやすくなります。
TikTok|短尺動画で新しい接点をつくる
メリット:短い実演、コツ、変化を映像で伝えやすく、新しい人に届く入口を作れます。検索されるテーマを探すためのクリエイター向け機能も提供されています。
注意点:短い時間で伝える企画力と動画制作の負荷があります。見られることと、問い合わせ・購入につながることは別なので、プロフィールやリンク先の導線を整えます。
Threads|短い文章と写真で、やわらかく交流する
メリット:Instagramと併用しながら、近況や考えを文章で補足しやすい媒体です。長い記事ほどではない内容を、気軽に発信したいときに向きます。
注意点:他の媒体と同じ基準の国内利用率を確認しにくいため、主軸にする前に自分の見込み客がいるかを試して判断します。
Facebook|既存の人脈・地域団体との関係を深める
メリット:既存の知人、地域の団体、グループ、40代以降とのつながりを活かしやすい媒体です。紹介や地域での関係性が大切な仕事では選択肢になります。
注意点:若い層へ広く新規接点を作る主軸にはしにくい場合があります。まずは、すでにつながっている人や団体に価値があるかを見ます。
ブログ|検索される悩みに、詳しく答えを残す
メリット:お客様が実際に検索する悩みへ、経験や具体例を交えて詳しく答えられます。自社ホームページに知識が蓄積し、サービス・地域・事例の文脈も説明しやすくなります。
注意点:効果が見えるまで時間がかかります。基本ページ、料金、問い合わせ導線が弱いまま記事だけ増やしても、相談にはつながりにくいです。
ブログは必須ではありません。先にホームページの土台を整え、実際のお客様の質問や自分の経験など、書く材料があるときに始めるのがおすすめです。
note|文章・経験を読み物として届ける
メリット:文章・経験・考えを読み物として出しやすく、note内で読者に届く可能性もあります。有料記事やメンバーシップという販売の選択肢もあります。
注意点:サービス内容、申込み導線、顧客情報をすべてプラットフォームに任せないことです。noteを入口にする場合も、ホームページや相談先への導線を明確にします。
石井翼の実例|全部の媒体をやらなくてよい
私自身も、すべての媒体を同じ熱量で運用しているわけではありません。事業ごとに、必要な役割だけを使っています。
- RUNトレーナーつばさでは、動き・声・考え方まで伝える価値があるため、YouTubeを軸にしています。動画からLINEへ進んでもらう導線を組み、相談・商品案内につなげています。ブログも補助的に使っています。
- KAGOMAでは、ホームページのサービス説明はシンプルに保ちつつ、事業・集客・働き方などのテーマをブログで積み上げています。記事の内容に合わせて、Webガイドや個別相談へ案内しています。
- 忍者ナイン鹿児島のInstagramは、広告用のアカウントとして置いています。日々の更新を主軸にせず、ホームページからの問い合わせで成り立つ形を優先しています。
- Wing Runも、ブログを大量更新していない期間に、ホームページの基本情報・サービス内容・問い合わせ先を整えることで、検索や問い合わせの土台を作ってきました。
最初の一つを選ぶための3つの質問
- お客様には、読んで理解してほしいのか、見て・聞いて理解してほしいのか。
- 自分の経験やお客様からの質問から、その媒体で10本分のテーマを出せるか。
- 投稿を見た人に、次は何をしてほしいか。ホームページ閲覧、LINE登録、相談、予約などの出口が決まっているか。
この三つに答えにくい場合は、媒体を増やす前にホームページの基本ページと問い合わせ導線を整える方が先です。
KAGOMA|次の一歩
発信を見た人が、次に進めるホームページへ
SNSや動画の先に、サービス・料金・プロフィール・問い合わせ先をまとめたページを用意する。KAGOMAのWebガイドでは、その受け皿を自分で作り、更新する手順を学べます。
基本の9ページから、ページ追加・更新まで。
手順を見ながら自分で操作する方法と、操作できるAIに手伝ってもらう方法を選べます。
YouTube・SNS・ブログのどれに時間を使うか、事業全体の発信計画から整理したい方は、個別相談へ。
参考情報
媒体の機能や利用状況は変わるため、以下は2026年8月25日に確認した公開情報です。

